5月14日から19日(5泊6日間)に開催された「第17回湯島リブートキャンプ」が終了しました。
このリブートキャンプの目的は、精神疾患の方々やその傾向にあり日頃の生活に疲れた人たちが、上天草の離島である自然豊かな湯島で、寝食を共にし、農業、漁業などの様々な体験することで、自然や仲間に癒されながら自分なりのリカバリーを目指すことです。
主な体験プログラム活動は、昼には自然野菜ジャガイモの収穫から畑の手入れ、また、島の周りにいっぱい育っているアカモクの食品加工のお手伝いを行いました。
そして夜には、皆で旅館の大広間での対話プログラムを行いました。そこでは参加者一人一人の過去の振り返りから、これからの未来に向けてたくさん語り合いました。
このリブートキャンプに参加られた方々が得た気づきは
・もっと自分自身を信じて良いということ。自分が大切だと考えることには素直に取り組むことの重要さ。
・右脳と左脳のバランスがあまり良くないこと。右脳を鍛えてもっと自己実現を創造します。
・健康で生きるためには仲間の存在が欠かせないこと。価値観共有の重要性を再認識しました。
生活モデルでの精神疾患からのリカバリー方法には
・生活習慣の改善(自然に逆らわず、食、睡、運動のバランスをとる)
・思考グセの変換(自分のことを見つめながら、人と語り合うことで自分の思考グセなどに気づける)
上記のような取り組みを、本人が自らの意思で取り組むかどうかが重要です。
そして、自らの意思で取り組むためには、本人にとっての安心できる空間、安心できる仲間の存在が欠かせません。
このリブートキャンプには、そんな空間、仲間(自然に溢れた島、キャンプ参加者や温かく迎えてくださる湯島の人たち)のどちらも揃っています。
とても、楽しく充実した6日間になりました。
そして、湯島の皆さん一週間本当にお世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいです!!
次回開催の湯島リブートキャンプは8月20日からを予定しております。興味、関心のある方は是非ご参加ください。
詳細につきましは就労移行支援事業所ココロの学校オルタナまでご連絡をお願いします。
熊本市にあるココロの学校「オルタナ」は、うつ病や統合失調症、パニック障害、発達障害などの心の病(精神疾患)を抱えている方を対象とした就労移行支援事業所です。障がいのある方の就労支援、就職をサポートしています。相談も受け付けております。